今回夫婦で石垣島トライアスロンに参加しましたのでレポートします。
郁美さんのレポート
私は、とても泳ぐのが苦手です。少し泳ぐと、苦しくなってしまいます。初めて、トライアスロンステーションのレッスンに参加させていただいたときは途中で立ってしまいました。先生にいろいろ教えていただき海練習もしていただきました。それでも海がとても怖くて本番の少し前から眠れませんでした。
自転車は、直前に先生に教えていただいて少し楽になってちょっと楽しくなりました。それでも不安でした。
現地について海で試泳したとき、とても海がきれいで魚が泳いでいてうれしくなりました。コースも何とかなるかもと思いましたが、やはり怖かったです。
いよいよ本番です。
スイムが始まりました。泳いでいると、早い人がどんどん来てぶつかったりけられたり一周目はわけがわからないうちに終わってしまいました。二周めにはいって少し落ち着いて泳ぐことができましたが、時間がぎりぎりで間に合うかどうか心配でした。
バイクに入れた時は嬉しくてにやにやしてしまいました。先生に教えていただいたおかげで楽しくて遅かったけれど、楽しかったです。
ランに入ると、ああ何とかランまで来れたと嬉しい気持ちでいっぱいでした。特に二周目は皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。
たまたま飛行機でご一緒したご夫婦に応援していただいて手を振ってしまいました。奥さんが楽しそうだから私もやりたくなったと言ってくださいました。小学生が、エイドで頭から水をかけてくれて元気になりながら走ることができました。ゴール地点で主人がたくさん応援してくれました。
主人と一緒にゴールしました。
石垣島はとても綺麗です。地元の皆さんもとても優しくおいしものをたくさん食べました。
遅くて順位最後の方でしたが完走できました。
応援してくださったり自転車を教えて下さった先生と鏡味さんに本当に感謝しています。
ぜひぜひ皆さん石垣島トライアスロンに参加してください。
健さんのレポート
今回は妻が主役。私の使命は郁美の初オリンピックディスタンスのレースをできるだけサポートすること。このレースを選んだのも制限時間が緩く、海もきれいで初レースに向いていると考えたため。とはいえ自分も出るのでそれなりにいい結果を残したい。
ちなみにレースまでの3か月くらいは妻から「ほんとに嫌だ」「間違えて出ると言って失敗した」「私泳ぐのほんとに苦手」「溺れるかもしれない」などネガティブな発言を聞かされ続けた。
さて、いざ出発で早速トラブルが。レースの公式ツアーであるHISのツアーを申し込んだのだが中部空港でその受付カウンターと指定された28番カウンターがない。27番までしか存在しない。空港の案内で聞いても分からず、ツアー案内書にある当日連絡先に電話しても「ただいま使われていません」。ツアーの担当者は当日不在とのメールがあり。これは騙されたか?と同じツアーの方と右往左往。結局受付カウンターの情報が以前のものだったことがわかり、慌ててダッシュをして受付をし、何とか間に合った。この時一緒に走り回った方とはその後もたびたび顔を合わせ親しくなった。
石垣島到着後はレンタカーを借り、受付、試泳、ホテルチェックイン、バイク組み立て(2台!)、バイクで競技説明会へと忙しかった。試泳ではスイムコースは堤防に囲まれ波がほとんどなくきれいな水で泳ぎやすく妻も少し安心したようだった。
バイク組み立てでトラブル第2弾。私のバイクのシートポストクランプのねじ穴が壊れ、強く締めると外れてしまう。実は以前からあった症状なのだがこれまでだましだましで何とか使っていたのが、いよいよしっかり締まらなくなってしまった。説明会に向かう途中で早くもサドルが下がってしまった。コンビニでアロンアルファを買ってねじを固定してみたがレースで持つかどうか。もしダメだったら自分のレースをあきらめ妻のサポートに徹するか。
当日はホテルで朝食を食べてから出かけたら時間の余裕がなくあわただしかった。天気は曇り。泳力別のウェーブスタートのためバトルも少ない。ちなみにトライアスロンステーションの西川さんが1ウェーブ、私が3ウェーブ、郁美が7ウェーブ。
スイムは終始気持ちよく泳げ、上々のタイムで上がる。
バイクコースも素晴らしく多少のアップダウンはあるものの急カーブなどはなく走りやすく環境も良い。5kmくらいでやはりサドルが5㎝くらい下がってきて、そこからはサドルがこれ以上下がらない走りに集中。すなわち平地、下り、緩い登りではダウンヒルポジションでサドルに体重をかけない。登りではサドルの後ろにはみ出るように座りペダルとの距離を確保しつつシートポストに斜めの力がかかるようにしてサドルが落ちないようにした。何とかバイクを終えランへ。
ランは暑くなってきたがキロ4を目指して走る。5km2周回だったが1周目で招待選手の庭田清美選手と1周遅れながらずっと一緒に走った。オリンピアンとともに走れたのは光栄であった。
ゴールタイムはほぼ想定通り。年齢別表彰が10歳刻みなので入らなかったが、5歳刻みのJTUエイジランキングでは3位に入った。
西川さんが同2位で約1分差だった。
郁美はすべての種目で余裕をもって進められ見事時間内に完走。ランの応援をしたが楽しそうに走っていた。手をつないでゴールしたがなぜかオールスポーツの写真に写っていなかった。翌日も石垣島を楽しみ、これまでのトライアスロンでは最高の大会だった。