2021年4月からトライアスロンステーションでお世話になっている杉浦宏哉です。
お陰様で1年6ヶ月のレッスンを受けて、2022年9月24日伊勢志摩・里海トライアスロン大会でスタンダードディスタンスを完走する事ができました。
これまでの経緯をレポートします。
私が初めてトライアスロンを身近に感じたのは2005年頃の30才くらいの時でした。
仕事は建設業(現場監督)をしているのですが、客先の運送会社の社長さんと食事している時の会話で「トライアスロンをやっています!」「一応、日本で初のプロ契約をした者です!」って・・・。
泳げない私は「すごいですね」、の一言で終わってしまいました。
あまりにもハードルが高い雲の上のスポーツだと思っていたため、会話を続ける事ができませんでした。
それから10数年程経ち、19才の甥っ子が、バイト料でロードバイクを買ったと聞き、見に行ったところ、
「チャリじゃねぇか!」
大型バイクの免許を持っている私は、てっきりオートバイと勘違いしてました。これがロードバイクとの出会いです。
ロードバイクに興味を持ち、甥っ子にいろいろ聞いて・・・・
バイクを買いに。
バイクを買うなら10数年前から心の隅に引っ掛かったままだったトライアスロンにも挑戦したいと伝え、
ついにバイクをゲット!
それから泳げる人の話を聞くと、
「泳げなくても、どっかのスクールのお試しレッスンを1~2回参加して、あとは市営プールでひたすら練習すれば泳げるようになるよ!」って。
早速、近くのスクールを検索。ヒットしたのがトライアスロンステーション!
トップページのフレーズに
「カナヅチだけどトライアスロンに挑戦したい!」
って、俺のための言葉。
お試しレッスンに申し込み、参加。
お試しだけのつもりが、レッスン内容に「ここで続けていれば本気で泳げるかも!」と勢いで入会決意。
軽い気持ちと勢いがトライアスロンステーションとの出会い!
この時の泳力は、全体力で25m辿り着く(溺れている?) 程度。
全てはここからスタートでした。
2021年5月、初の海練習会。
トライアスロン用ウェットスーツを着用したところ、沈まない事に驚愕!
「沈まねぇ!」
けど、水深があるところに身体一つで居る事に恐怖を感じる。
沖合テトラまでの100m程度が、遠い!行けない!
他のメンバーは沖合をガシガシ泳いでいるのに、自分は砂浜沿いの浅瀬で海に慣れるトレーニング。
先生がその時「杉浦さんもすぐにみんなと沖合で泳げるようになるよ!」って。
(無理!無理!無理!無理!)
心の中で「無理!」を連呼!
そのうち、浅瀬で150mくらいは泳げるようになってきたが、沖合100mのブイまでは行けない!
水深=恐怖
これは「カナヅチあるある」だなと思う。
何度か海練習会を重ねたある日。メンバーのサポートを受けながらも、初めて沖合のブイを往復できた!
今までの人生は「スイム」から逃げてきたが、初めて泳いでいて「楽しい!」と感じた!
トライアスリートを目指してレッスンを続けても、コロナ禍真最中の2021年は、ほとんどの大会は中止。
その中で2021年9月19日にトラステが主催する「フォレスタヒルズトライアスロン大会」にエントリー!
(まだ、泳げねぇのに大丈夫か?)
スイム400m/バイク4.8km/ラン2km。
スイムはプールと聞いて溺れる事はないと確信!
地元の歴史あるこの大会も施設の閉館にともない最終大会と聞いた。
日が浅くてよく分からないが、トラステの想いが詰まった大会と感じ、出場できることに感謝!!
この大会で得た物が大きかった。
タイムよりゴールした達成感! 参加したトライアスリート達との一体感!等々。
ここでは書き尽くせない。
ここから欲が出てくる。
もっと長く、速く、泳いで走ってゴールしたい!
今の自分に足らないものは全てだと気付く。
2022年3月
自分が前に進んでいるのかわからない日が続くなか、ある日突然、市営プールで700m泳いでいた!
今までは足が着くプールで泳いでいたから立っていただけの事。いつの間にかリラックスして泳ぐ事をおぼえていた!
メチャクチャ遅いけど・・・。
5月から海練習会が始まり、なんとか沖合でのスイムも克服!
そう言えば、昨年先生が「すぐにみんなと沖合で泳げるようになるよ!」って言っていた。
けど、
みんなメッチャ速ぇ!
2022のトライアスロンシーズンは無事に大会が再開されはじめた。
6月。
6月19日 蒲郡オレンジトライアスロン大会/スーパースプリント 完走
6月26日 レイクハマナトライアスロン大会/スプリント 完走
エントリーして新たな目標を掲げ、一つ一つステップアップしてクリアする度に、次から次へと課題が出て目標になる!スイムはいつも下位争いだけど・・・。
9月。
伊良湖トライアスロン大会は所用の為参加出来なかったが、9月24日伊勢志摩・里海トライアスロン大会 エントリー。
ついに、スタンダードディスタンスにエントリーした!
大会を経験するたびに緊張感が楽しく感じてきた!
伊勢志摩大会当日は、前日の大雨が信じられないほどの見事な快晴となった。
海がメチャクチャ綺麗で気持ち良い!
いよいよ初のスタンダードディスタンス。
完走できるか不安の中のスイムスタート!
「慌てず安全に泳ごう!」を心掛ける。
コース2周目に入り、しばらくして脚が攣りそうになる。
「こんな所でこんなに早くリタイヤするのは嫌だ!」と思い、脚を気にしながら何とか完泳!
中古で買ったガーミンウォッチを見ると「1600m?!」・・・泳ぎ過ぎた。
バイクは比較的得意とする種目!
この40kmも「安全第一!」に無難に終了!
最後のラン10kmが辛かった!脚が重い!ペースが上がらない!
目の前に現れた激坂!この激坂は頑張らないと決めた・・・。
辛いけど、沿道の地元の応援が温かい!パワーになる!
5km過ぎについに脚が攣って動けなくなった!そう言えばスイムも2周目に脚が攣りそうになった。
大会では未知の領域に入っているからかなと思う。
ただ「ここまできて、あとたった5kmでリタイヤは嫌だ!」
ここから頑張れたのはやはり沿道の地元の人たちの応援!
ありがたい!
ゴールが見えてくると脚も軽くなる!
トライアスロンはゴールの時に自然とガッツポーズになる事に気づいた。
ゴールしたのは自分だけど、ここまで来られたのは、いろんな出会いがあってたくさんの人のお陰だと感じる。
ゴールした達成感は言葉では言い表せない、文章でも書ききれないものがある。
間違いなく「最高!」だ。
はっきり言えるのは、トライアスロンステーションの「継続は力なり」が身に染みる。
人生で一度きりしかできないスタンダードディスタンスのデビュー戦を楽しみました。
ありがとうございました!
はっきり言えるのは、トライアスロンステーションの「継続は力なり」が身に染みる。
人生で一度きりしかできないスタンダードディスタンスのデビュー戦を楽しみました。
ありがとうございました!
リザルトを見て思う事は、スイムはもっと攻める事ができただろ!バイクはもっと言われた事をやれよ!ランは調整不足じゃなかったか!
反省がいっぱいあるから次に向かいます!