「2016ツアー全般について」 今年もトライアスロン珠洲大会に参加して来ました。 個人的には2013年の大会から続けて4年連続の出場です。
珠洲大会は能登半島の先端、珠洲市で行われる、地方色豊かでとてもアットホームな大会です。 30年近く続いているだけあって、運営はスムーズで選手が心地よく参加できることから、リピーターが多いのもうなずけます。 唯一の難点は遠いこと(苦笑)。拠点の愛知県岡崎市から約400k。車で6時間程かかります。 最初はメンバーが個々で移動していましたが、「やっぱ遠いよね~」の一言に尽きる。そこで、 メンバーの気持ちが一つになり?昨年はトラステツアーを企画してみました。 おかげで、長距離運転から解放され、道中も仲間と楽しく過ごせるため、遠いという難点は、ほぼ解消されました 。 私にとっては毎年恒例、夏休み最後のイベント、大人の修学旅行となりつつあります。
今年のトラステ珠洲ツアー参加者は9名。選手6名(珠洲初参加2名)、サポート2名+1(延さん、晴れ女とその子ども)。ハイエース2台にバイク8台を積込みんで行きました。 1台はトラステが格安法人価格で貸りたレンタカー、もう1台はトラステメンバーが(本人は行かないのに)貸してくださいました。 これらのおかげでツアー料金は昨年よりかなり抑えることが出来ました。感謝!
それから、今回の宿はスタート地点からかなり離れていてどうなることか・・・と心配しましたが、サポート2名は心強いですね~。問題なしでした。 しかも大会当日は雨予報でしたが、強烈な晴れ女がいるおかげで予報は見事にハズレ。一度も雨に降られることなく、大会を終えることができました。
土曜日朝6時に岡崎出発、昼過ぎに現地到着。 14時からの受付・車検。コース下見を経て、17時に宿に到着。 宿の目の前は大海原。夕日がとてもきれいに見え、食事も美味しい宿でした。 大会前夜は小宴会。前日は控えたかな?そのぶん、レース後の打上げでは思う存分飲みました。
翌日は輪島の朝市に寄り、15時岡崎到着。 道中もトラブルなしで無事に2泊3日のツアーを終えました。
珠洲ツアーはこんな感じでとても楽しいです。2017年大会も、みんなで行きたいと思います。 Aタイプは腕に(脚に)自身がある方におススメ。 Bタイプは余裕を持って能登半島先端を満喫したい方におススメ。 応援サポーターも募集中。 ツアーも余裕を持った、2泊3日の行程です。 ここからが本題。 「私のレースを振り返って」
(スイム編) スタート前、波が左から右に来ているのは見ていたのだが、なぜか右端からスタートする。 案の定、波でみんなが流されて来てもみくちゃに。 何とかバトルを抜けて折り返すと今度は向かい波。 かなり体力を消耗したが、浜に上がった時に時計を見ると 28分台 私にとっては合格点!
(バイク編) トランジットを終え、バイクスタートに向かう時に若シバちゃんと遭遇。この差では、バイクで瞬殺されるな~と思いながら一足お先にバイクスタート。 予定どおり10km程で若シバちゃんにぶち抜かれ、一人旅スタート。 バイク乗り始めから足にきてた・・・。 大谷峠手前のダラダラ坂ではリーダァにもつかまり、全くついていけず。普段の練習通り。 バイクを終えた時点で、すでに予定から10分遅れ。
(ラン編) やけくそでとばしていくと、すぐにリーダァ発見! お先に~!!!!と快調にとばすも、5kmまでだった。 折り返すと両足に痛みが。 すぐに完走目的に変更する。 ごまかしながら何とかゴール手前まで来ると、晴れ女が「後ろからリーダァが来てる!」と声をかけてくださった。 一緒に感動のフィニッシュしようと思って、ゲートをくぐらず足踏みして待っていたのに、リーダーァは、ラストスパートで私の横を駆け抜けて行こうとした! 無理矢理捕まえて一緒にフィニッシュさせた。いや、していただきました。
(無事完走) チームメイトとも声を掛け合い、所々でサポートの方たちの声援もいただき、とても楽しいレースでした。来年も是非みんなで参加したいと思いながら、今年の珠洲が終わりました。
「ちょっとだけ個人的回想」 岡崎から車で6時間かけて行く能登半島の先っぽ。 ただひたすら透明な海を泳ぎ、 日本海を一望でき、峠を3つ超えるタフなバイクコースを何とかクリアし、 フラットだが日除けの全くない珠洲の海岸の町を、地元の方の暖かい声援に押され走りきり、ゴールテープを切る。 フィニッシュ会場の芝生広場で、チームメイトと或いは年に一度この珠洲でしか会えない仲間と語り合う。 “今年の海は波が荒かったな” “バイク後半向かい風にやられたわ” “ランは日差しが弱くて助かった” 雨予報ハズレて良かった” きつかったレースを終えた開放感から皆笑顔だ 。 仲良くしている滋賀県のチームの仲間たちとも来年の健闘を誓い合い、握手をして別れる。 2泊3日の修学旅行は終わり、皆それぞれの日常に帰っていく 。 そして再び、仕事に家庭に忙殺される毎日の中、 何とか時間を作り、練習をしてレースに備える トライアスリートの多くがそうであるように こんなことをしても誰も褒めてはくれない 当たり前だ 誰に頼まれた訳ではなく自分で好き好んで始めたことだ 記録はあまり伸びない 年は毎年とっていく 怪我をしやすくなる 良いことなんて何もないような気がする ただ 楽しみ方は上手になっていると思う 苦しんだ分の対価はきっちり受け取る それをした者にしか得られないものを堪能する この辺りの技術はかなり上達しているじゃないだろうか こうしてトライアスロン珠洲大会は、私にとって毎年欠かすことの出来ない恒例行事になっている。